世界的なコロナウイルスの蔓延がきっかけで、通常の業務をWebで行い、採用面接もZoom、SkypeやWherebyなどのツールを使ってオンラインでするWeb面接(オンライン面接)を実施する企業が増えています。
Web面接なら企業まで訪問する交通費がかからず、移動時間もいらなくなり、遠方の企業も受けやすくなるため、転職者にとっても利点が多い方法と言えます。
とはいうものの、パソコンやスマホの画面を通して面談するため、対面の面接よりもあなたの人柄、転職へのやる気や姿勢が伝わりにくい一面もあります。
面接をしっかりと合格するために、Web面接で知っておくべき内容を紹介します。
・延べ600社以上の企業の営業担当として従事する
・面接官として1,000人以上と面談
・5,000人以上の新卒学生をサポート
※人材業界で10年以上働いた経験、知識を踏まえて解説します。
Web面接での服装は?
Web面接とはいえ、面接は面接です。
面接官はカメラ越しでもあなたの服装も見ています。従来の対面での面接と同じように、面接マナーに沿った服装で挑みましょう。もちろんカメラで映らない下半身の服装も大切です。
募集職種にはよりますが、服装が指定されていないのであれば、スーツスタイルが一番無難です。
Web面接は個性が出しにくいため、スーツ以外のスタイルをおすすめしているサイトなどもありますが、面接官も人間です。それぞれの面接官の好みに合わないリスクを考えると服装で個性を出す必要はありません。
Web面接でイヤホンを使っていいのか?
イヤホンは付けることをおすすめします。
理由としては、イヤホンを付けることで外部の音が遮断でき、面接官の声も聞き取りやすくなるためです。
声が聞き取りにくいために、お互いに話の内容が理解できず、面接で不合格になってしまうことは避けましょう。
Web面接はスマホ(スマートフォン)でいいのか?
Web面接はパソコンで受けることが基本と考えてください。
しかし、スマホで受けてはいけないというわけではありません。あなたの諸事情により、パソコンが使いない場合もあると思います。
そういった場合は、Web面接をする会社にあらかじめ伝えておくことをおすすめします。
そうすることで、アプリが突然落ちるなどのスマホによるWeb面接のトラブルに対処しやすくなります。
また、メモなどを取れるように、片手で持ちながらWeb面接は受けないでくだざい。必ずスマホスタンドなどを準備し、固定してWeb面接を受けれるようにしておいてください。
Web面接での背景は?
背景も注意が必要です。あなたの後ろがごちゃごちゃしていると、面接官があなたに集中しにくくなるため、できるだけ、シンプルな背景をおすすめします。
自宅の壁を背景にすることが基本だと考えてください。
壁がデザイン性のある派手なものの場合は、カーテンを背景にするのもいいでしょう。
また、バーチャル背景もありますが、こちらを使用することで、部屋を見られたくないメッセージにとらえられ、マイナスな印象になる場合も少なくありません。
しかし、自宅ではなく、カラオケボックスやホテルなど、やむを得ない理由がある場合は、面接の冒頭で「自宅ではないため背景が画像で失礼いたします」など伝えておいた方が安心です。
Web面接ツールのダウンロード・起動、設定に注意
Web面接ツールはあらかじめ企業から指定されたツールを使います。
必ず、指定されたツールのソフトやアプリを事前にダウンロードして、使い方を把握しておきましょう。
また、ツールはZoom、Skype、Whereby、Googleハングアウトなどを使う企業が多いようですが、アカウント名やプロフィール画像の設定には気をつけましょう。適当に設定して、説明に困るようなことがないようにしておきましょう。
まとめ
今後、Web面接が一般的な選考方法として取り入れる企業も増えていく可能性があります。
本記事で紹介した内容を参考にし、Web面接で失敗しないように、事前準備をして面接に挑んでください。