転職活動を円滑に進めるために必須と言ってもいい「転職エージェント」と「転職サイト」。
何が違うのかわからないという方も少なくありません。
転職ブログの中でも一緒のくくりで紹介しているものもあります。
転職を成功させるためにも、今回は、転職エージェントと転職サイトの違いや活用方法を紹介します。
最初に結論から言うと、どちらも併用して、利用することをおすすめします。
詳しくは、続きを見てください。
・延べ600社以上の企業の営業担当として従事する
・面接官として1,000人以上と面談
・5,000人以上の新卒学生をサポート
※人材業界で10年以上働いた経験、知識を踏まえて解説します。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントと転職サイトの仕組み
転職エージェント会社と転職サイトの収益の流れが以下になります。
転職エージェントは、転職希望者と企業の間に仲介者として人材紹介会社がいるサービスです。
希望案件以外に自分に合った求人案件の提案や選考のサポートをしてくれます。
成功報酬型のため、内定を取った企業に入社するクロージングをしてくる場合もあります。
転職サイトは、転職希望者が掲載している求人案内から自分の希望案件を検索し、サイト内で直接応募をして、選考に進んでいくサービスです。
手軽に企業へ応募できたり、企業側からオファーが直接くる場合もあります。
選考対策などは、自分でやらなければいけません。
転職エージェントと転職サイトの比較
転職エージェント | 転職サイト | |
採用方法 | 人材紹介会社を利用 | 直接採用 |
求人数 | 転職サイトと比べると少ない 非公開求人がある | 転職エージェントと比べると多い |
希望求人 | アドバイザーが探してくれる 他に相性のいい案件も提案してくれる | 自分で探さないといけない |
サポート | 履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などをサポート | サイトを見て自分で進める |
年収交渉 | アドバイザーが代わりに交渉してくれる | 自分で交渉しないといけない |
企業の立場からすると、転職エージェントは、成功報酬型のため、希望する有能な人材がいなかった場合、費用が発生しない反面、1人の採用が決まるたびに転職エージェントに費用を払わなければいけないのに対して、転職サイトは、求人広告費を支払えば、転職サイトから何人採用しても、同じ費用のままです。
したがって、転職エージェントは重要なポジションなどの採用で有能な転職希望者を吟味したい企業が好んで利用し、転職サイトは、未経験でも問題ない若手人材などの採用や比較的多く人材を採用したい企業が利用する傾向があります。
同じ企業でも採用時期により、どちらか一方を利用したり、両方利用したり、さまざまです。
転職エージェントと転職サイトのどちらがおすすめ?
転職エージェントは、履歴書、職務経歴書の添削などのサポートや企業への推薦文を書いてくれる場合もあり、どの業界や職種に行くのか悩んでいたり、転職活動に慣れていない初心者の人におすすめです。
転職サイトは、希望業界や職種が決まっていて、ある程度転職活動に慣れており、自分のペースで活動したい人におすすめです。
とはいえどちらも転職者からすれば、無料で利用でるため、両方を併用して、自分に合った求人を逃さないことが重要です。
実際に悩んでいる間に求人案件がなくなったということもあるため、気になる求人案件があれば、どちら経由であってもすぐに応募すること心掛けましょう。
自分でも転職希望企業を調べる事が大事
最終的にどの転職先を選ぶのかは自己責任です。転職後に後悔しないためにも、自分自身で転職希望の企業を調べることもおすすめします。
転職活動中、選考が進むに連れて、その高揚感もあり、その企業のいい所だけを見がちですが、転職エージェントや転職サイトからの情報だけをうのみにするのではなく、できるだけ多くの情報を入手し、客観的な判断が必要です。
転職会議などの口コミサイトで転職希望の企業で働いていた人の生の情報を入手してください。
また、上場企業であれば、IR情報を見て経営状況を知ることも大切です。
→【転職前に会社評判を必ずチェック!】おすすめ転職口コミサイト2社比較
まとめ
「転職エージェント」と「転職サイト」、その人の状況によってどちらがおすすめかは違います。
転職希望者はどちらも無料で利用できるため、両方併用して、それぞれの特性を理解した上で活用してみてください。