とりあえず、現職を退職してから転職活動をする人がいます。
私は絶対に働きながら転職活動をすることをおすすすめします。
その理由を5つ紹介します。
・延べ600社以上の企業の営業担当として従事する
・面接官として1,000人以上と面談
・5,000人以上の新卒学生をサポート
※人材業界で10年以上働いた経験、知識を踏まえて解説します。
お金の心配がない
一番の理由がお金の心配です。当たり前のことですが、会社を辞めてしまうと無収入になります。
家族がいる方はもちろんですが、独身でも転職先が決まるまでお金の心配をしなければいけません。
失業保険がもらえるとしても、手続き後すぐにもらえるわけではなく、自己都合により会社を退職した「一般の離職者」の場合は、7日間の待期期間後、更に3カ月の「給付制限」が設けられており、給付日数も限られています。
もし貯金があったとしても、それを切り崩すことは、精神的に良いとは思えません。
冷静に転職活動ができる
人によっては、すぐに転職先が決まらない人もいます。
そうすると、何回か落ちていくうちに自信がなくなってしまい、妥協してしまいがちです。
しかし、働きながら転職活動をしていると、「今の会社よりは良い会社」と自分なりのボーダーラインを決めることができます。
ゆっくりと転職活動ができる
自分が希望する求職案件や自分に合う求職案件は、常にあるわけではありません。
転職活動をする時期の景気などにも左右されます。
優秀な人であっても希望求職案件とタイミングがあわなければ、転職することはできません。
そういった意味でも長期で構えれる状態をおすすめします。
無駄な手続きがない
転職先が決まる前に退職してしまうと、年金や保険などの切り替え手続きを自分でしなければいけません。
しかし、転職先が決定してから退職すると、各種手続きを転職先がやってくれます。
手間が無くなりますし、抜け漏れもありません。
今の会社が客観的にみれる
様々な求人案件と今の会社を比べることができます。
給料や福利厚生などの待遇面を客観的にみることがきます。
実は今の会社は意外にいいのでは、ということになる場合もなくはないです。
まとめ
私は、新しい転職先が決まらないうちに先走って退職し、後悔する人を何人も見てきました。
精神的に追い詰められている場合を除き、働きながら転職活動をすることをおすすめします。
納得のいく転職先を見つけ、安心して残った有給休暇で心と体を休めてください。