「年収をアップしたい」「今の職場の人間関係から抜け出したい」など、転職の理由は人それぞれです。
そういった中で、今の職種自体を変えたがっている人も少なくないと思います。
ただ、何となく今の職種を変えたいだけで、特にやりたい仕事がないあなた、そのまま流されて、適当に新しい職種に転職するのは危険です。
職種によっては、年収が上がらない、将来性がない、スキルが身につかないなどがあります。
将来のキャリアを考えて職種選べをすることが大切です。
今回は、おすすめする職種を紹介したいと思います。
・延べ600社以上の企業の営業担当として従事する
・面接官として1,000人以上と面談
・5,000人以上の新卒学生をサポート
※人材業界で10年以上働いた経験、知識を踏まえて解説します。
営業職
私が一番におすすめする職種は営業職です。
この職種を一番におすすめする理由は、営業職には「何かを売る」というスキルが必要であり、そのスキルはどの業界でも通用するからです。
業界が変わると売るものは変わりますが、その変わる業界の知識を勉強さえすれば、転職は可能です。
したがって、今いる業界がたとえ衰退したとしても、営業スキルがあれば、他の業界に移ることができます。
実際に私も、前職の営業スキルを買われて、35歳をすぎても今の全然違う業界にそれなりの待遇で転職することができました。
転職後、最初はまったく知識がないために苦労をしましたが、勉強をして、今ははずかしくない実績を上げています。
営業職と聞くと、「飛び込み」や「テレアポ」などの大変なイメージもあり、避ける人も多いですが、営業職といっても新規営業やルート営業など会社によって様々な方法がありますので、食わず嫌いをせずに見てみてほしい職種です。
システムエンジニア職
システムエンジニア職とは企業が利用するシステムを開発・構築する職種です。
この職種の業界をIT業界と呼び、近年は、ゲームなどのアプリやAIシステムを開発するニーズは増加しており、システムエンジニア職の需要は高まる一方です。
システムエンジニア職に就くためには、プログラミングの勉強は必須になりますが、未経験採用も多くあり、研修も充実している企業もあるため、特にやりたい仕事がない人にはおすすめの職種です。
一番将来性がある職種といっても過言ではありません。
専門職
その名の通り、専門性を必要とする職種です。
国家資格を必要とする職業を指すことが多いですが、近年では高度な専門知識が必要とする仕事であれば、国家資格の有無に関係なく、専門職と呼ばれることもあります。
公認会計士、医師、弁護士やコンサルタントなどがそれにあたります。
今回のおすすめの職種の中で一番勉強をし、知識を有してから採用される場合が多く、ハードルは高い職種になります。
おすすめする職種はAI化しにくい
おすすめする職種はどれも、
AI化しにくい職種→考える必要がある職種(単純作業ではない職種)
になります。
近い将来、AI化が進みルーティンワークの多くが人材を必要としなくなります。
したがって、AIに仕事を奪われにくい職種に転職することが重要です。
まとめ
特にやりたい仕事がないからといって、適当に新しい職種に転職し、選択を失敗してしまうと、今後のキャリアに悪い影響を与えてしまいます。
今回おすすめした「営業職」「システムエンジニア職」は、ブラックだと言われがちですが、最近では働き方改革も進んでおり、イメージより良い企業もたくさんあります。
間違った会社を選ばないように、転職エージェントなどに相談し、見極めましょう。